それはある日の掲示板から始まった……。
まさか、ココまでバカをやる事になるとは思ってもみなかった。
ネタで終わっていたはずだった。
それも、「萌え〜」の一言で終わるような、些細な事――

そう、それは私がその掲示板の自己紹介を纏めるようになってから始まっていたのかもしれない。
そのレスにはこうあった。
「渋垣茉理をサルベージュすると、旅行関係の人ばかりヒットするのではないか?」
私も鉄道会社に勤めていたから、私もそうだな。と。その時は偶然ってあるものだなぁ、と気にも止めなかった。
だからこうレスを返した。
「まつりんFCを立ち上げるのです。もちろん会長はカイボンMk−2さんで♪」
……と、茉理FCをでっち上げで設立するに至った。
まぁ、SS(2次創作:その話のサイドストーリーとでもいいましょうか?)を書いてみたりして
時間が過ぎた。だんだん書き込む頻度が上がる。でも、掲示板ではどうしてもタイムラグがあった。
そこで私は
「今度チャットでも出来たらいいですね」
とレスを入れた。それがこんなに早く実現するとは思いもよらずに――

月日が流れ、2005年3月31日。
ある些細な掲示板のトピックスが立っていた。

『今日はゆきのんの誕生日です。チャットを開いてますので来てください』
(注:ゆきのんとはオーガストのゲームに出てくるキャラクターの愛称)
と。
それに対してレスが付いていた。

「今日は仕事で行けません。とても残念です」

……と。このまま放っておけば何も起きずにそのまま平凡な日々を過ごしていただろう。
私がその人とチャットをしようと思わなければこんな事にならなかっただろう。
そんな事も露知らず、私はそのチャットに参加した。
その日のチャットはかなり面白くなかった。
全然人がいないのだ。それも管理人すら。話を振った本人がいないとはどういうことだ。
HTML形式のチャットだった。
だからその日は「また来ます」とだけレスを入れて落ちた。
主催者すらいないチャット。コレがどれだけつまらないか容易に想像が出来るはずだ。
しかし、HTMLだからひょっとしたらログが残ると思った。
なぜならこの部屋は人が来ていなかったから。
翌日、その部屋に行くと2人がレスを入れていた。
次の日は私は仕事が休みだった。そこで
「Yahoo! チャットを開けているので興味があればぜひ来てください」
とレスを入れて落ちた。

2005年4月10日に私は、
「10日は休みなので思い切りYahoo! の部屋開けて待ってます」とレスを入れた。
その日は来なかった。
次の日、チャットルームで部屋を開けて待っていた。
そのときの常連さんが私に誕生日プレゼントとして絵を描いてくれた。
しばらくして掲示板での常連さんが私の部屋にやってきた。
それがカイボンMk−2さん。
早速メッセンジャーとMSNを登録、もらったプレゼントをメールで送り、その日はお開き。
初アクセスだった。

2005年4月22日
――私のプレゼントをプリントアウトした、と言う事からその日のチャットは始まった。
常連もたくさん来ていた。
そこでそれを仕事場に持ち込む、という事らしい。
それならば……
『ラッピングしたらいいじゃん』
『著作権が問題だろう。俺個人でリーフとやった時エライ会社で怒られたぞ』(やったんかい!)
『じゃ、自分の会社でやったらいいやん』(どうしてそうなる?)
『そっか。その手があったか』(何が)
と馬鹿馬鹿しいレスを私は少し眺めていた。
鉄道は普通やってられんぞ。広告だけでも6ヶ月1500万かかる。
しかも、敷設……って不動産どうするんだ?
『えもさんなら何とか出来るのでは?』(なぜそこで他人任せ?)
「無理」
『じゃあバスならどうよ?』
「バスかぁ……1台なら行けそうだな」
『それじゃあもうちょっと頑張って数台置く、って事で』(数台もラッピングするのかよ)
「なんじゃそりゃ」
『もちろん会社を作るに決まってるでしょ』(もちろん、って何?)
『えもさん。ネタでやってみたら英雄』
「ネタだからな……」

――という訳でコレが発動する事になった。

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